肥前吉田焼デザインコンペティション | 結果発表
2016 テーマ:「小さな磁器産地、吉田焼の未来を拓く」
応募総数167点、全国から集まった応募作品の中から2016年11月15、16日に作品審査を行い、
グランプリ 1 点、準グランプリ 1 点、優秀賞 4 点、産地賞 4 点の計 10 点の受賞作品が決定しました。
審査基準の観点で準グランプリは 2 点から 1 点に、優秀賞は 2 点から 4 点に変更されました。
2017.2.25 商品画像を公開致しました。
グランプリ | 1点
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「PRIVATE ROASTER」
受賞者 807 DESIGN / 濱名 剛
コンセプト:
肥前吉田地区は伝統と実績がありながらそれにとらわれない多様な製品を創り出す事のできる産地である。 肥前吉田焼は目立ちすぎず自然に人々の生活に必需品として馴染む、広告的ではなく実用的な道具として存在しており実にスマートである。その印象を大事に伝えることのできる、日用品でありながら生活を少し豊かに変化させるきっかけとなるプロダクトを提案する。目新しい道具ではないが、現状は非常に選択肢が少ない製品である。すでにある日常を少し延伸できる、肥前吉田焼の慎ましくも可能性と実力の高さを伝えられる道具を創造する。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
807 DESIGN
濱名 剛
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
プロダクトデザイナー。
家具を中心とした生活道具などの企画・デザインをする。
美術大学在学中にヘルシンキ芸術大学(現・アアルト大学)に交換留学。
木工や金属加工などの経験をした上で、デザイナーとして家具インテリアブランドに勤務。小物、個人宅から、商業施設、宿泊施設や文化施設の特注家具や照明など多分野多岐にわたる案件のデザイン・設計を担当する。在勤中より並行して個人でデザイン・設計を請負い、2016年8月より807DESIGNとして独立。
使う、売る、作る、立場を変えてモノに関わる多くの視点からプロダクトを思考する。
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
準グランプリ | 1点
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「Roll Pot」
受賞者 midi / 今村 俊太 ・ 水口 正夫
コンセプト:
鉢皿を軸に鉢を自らの手で回転させることで植物へ均等な光をあてる観葉植物用の磁器プランター。鉢の底面、鉢皿の上面と回転する際の接地面に釉薬を施しているため鉢が滑らかに回転し、なおかつ耐久性を持ち自由な角度に調整できます。植物の葉は日光を効率良く受けようとして、光の方向へ向きを変える性質がありますが、一方向だけに日光を受けると枝葉は曲がって成長してしまうので週に一度くらい、鉢を回転させて枝葉が曲がらないように世話をしてあげてください。室内で観葉植物を育てることが普及した生活の中で植物を自らの手で世話でき、愛情をそそぐことが出来る肥前吉田焼の素朴さと優しさを感じさせてくれるプランターです。
※商品化にあたり無釉(カラ焼き)での仕上げに変更となりました。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
midi
今村 俊太 ・ 水口 正夫
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
今村俊太と水口正夫のデザインデュオ「midi」。
2016年より主にプロダクトデザインの分野で活動している。
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
優秀賞 | 4点
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「OYAKOSYUKI」
受賞者 ウエダイゴ / 上田 一輝 ・ 大五 亮太
コンセプト:
肥前吉田焼を片手に、親子で晩酌ができる「しゅき」を考えました。肥前吉田焼のもつ暖かみを、親と晩酌した思い出と一緒に覚えている。そんなデザインです。子ども用には牛乳などを入れ、熱燗とともにホットミルクにしてはいかがでしょうか。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
ウエダイゴ
上田 一輝/大五 亮太
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
上田一輝 Kazuki Ueda1995年生まれ 大阪府大阪市出身
2014年 京都造形芸術大学 芸術学部 プロダクトデザイン学科 プロダクトデザインコース入学
大五亮太 Ryota Daigo1995年生まれ 大阪府茨木市出身
2014年 京都造形芸術大学 芸術学部 プロダクトデザイン学科 プロダクトデザインコース入学
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「Combi」
受賞者 secca / 上町 達也 ・ 柳井 友一
コンセプト:
Combiは2種類の調味料のコンビネーションを楽しむための器です。お刺身には醤油と山葵、ポテトにケチャップとマスタードのように2種類を好みの量で組み合わせることができます。料理に合わせたこれらの組み合わせは無限の可能性を秘めています。
※商品化にあたり三つ葉の「Combi3」、四つ葉の「Combi4」の仕様が追加となりました。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
secca [→]
上町 達也 ・ 柳井 友一
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text2″ id=””]
上町 達也
Tatsuya Uemachi
2006年3月金沢美術工芸大学卒業。株式会社ニコンに入社。同デザイン部に所属。
2013年、株式会社ニコンを退社。同年、株式会社雪花を設立し代表取締役に就く。
2014年-2015年 金沢美術工芸大学非常勤講師
[受賞歴]
ドイツ red dot design award 最高賞 / iF design award × 2
国内 GoodDesignAward x2
柳井 友一
Yuichi Yanai
2005年3月金沢美術工芸大学卒業。日本ビクター株式会社に入社。同デザインセンター所属。
2010年、多治見市陶磁器意匠研究所入所。2012年、金沢卯辰山工芸工房に所属。
2015年株式会社雪花に参画。取締役に就く。
[受賞歴]
国内 GoodDesignAward × 2 / 国際陶磁器フェスティバル美濃デザイン部門金賞 × 2
テーブルウェア・フェスティバル2013 大賞・経済産業大臣賞
韓国 第8回清州国際工芸コンペティション 銀賞
美術館収蔵(パーマネントコレクション) 岐阜県現代陶芸美術館 Crater Dish / Snow hill
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「小判皿」
受賞者 KENICHIRO OOMORI MOVING DESIGN / 大森 謙一郎
コンセプト:
縁起物の小判がモチーフという点では、お祝い事に関わるギフト商戦での需要を見込んでいます。例えば冠婚葬祭等に活用されるギフトカタログにおいては、選択肢として日常生活での汎用性が高い商品である事と印象深いコピーとの相乗効果によってより多くの人に関心を引く事を狙っています。小判のイメージを強く印象付けるため金彩を施した特別色など使い手のイメージを膨らませる展開したいと考えています。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
KENICHIRO OOMORI MOVING DESIGN [→]
大森 謙一郎
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
1975年東京都生まれ。日本大学芸術学部デザイン学科卒。木工・金属加工・樹脂加工などを用いた試作を自ら行い、素材と製造についての可能性を追求。「身体の動きを考慮し、心を動かすモノ作り」=「MOVING DESIGN」をコンセプトに家具・生活用品・工芸品などの企画から製造、販路開拓におけるデザイン業務に従事。
Design Plus 2015 (独)、GERMAN DESIGN AWARD 2016 nominee (独) 受賞。
日本大学芸術学部デザイン学科工房指導員(2007~)
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”1/2″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「ボロノイプレートシリーズ」
受賞者 HYT-DESIGN / 山岸 隼人
コンセプト:
ボロノイ図形を元にしたベーシックなプレートシリーズの提案。ボロノイ図形の形はトンボの羽やキリンの模様など自然界にも潜む数理的な形状を元にした図形を活かして、全体的に柔らかい曲線によるテーブルコーディネーションを行えるデザイン提案。色についてはベーシックな白を基軸に陶器製品の持つ良さを活かす為にグラデーションの色目などの要素を持ったデザインも提案をしたい。
※商品化にあたり作品名が「Voronoi」に変更となりました。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
HYT-DESIGN [→]
山岸 隼人
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
1979年生まれ、幼少期をオランダとアメリカで過ごし多摩美術大学プロダクトデザイン専攻を2004年に卒業後、照明器具メーカーにてプロダクトデザイナーとして勤務、2012年に株式会社HYT-DESIGN設立。
独 iF Design Award 等多数受賞。
2014年より多摩美術大学非常勤講師。
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
産地賞 | 4点
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「モダンだるま」
受賞者 勝井 慎也
コンセプト:
このモダンだるまは日本に昔からある紙製のダルマの形から着想を得て現代のインテリアに合う形としてデザインした。磁器製にすることで扱いやすく、カラーバリエーションも豊富にすることができる。白い顔の部分にはホワイトボード用マーカーでオリジナルの顔を描くことができ、そして何度も描き直すことができる。幸運を呼ぶ新しいラッキーアイテムとして様々な人に親しんで欲しい。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
勝井 慎也
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
1976年生まれ。関東学院大学工学部第二部機械工学科を卒業後、独自にデザイン活動を始める。
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「COTORI FAMILY」
受賞者 イド / 小栗 誠詞 ・ 大木 陽平
コンセプト:
寒くて首をすぼめる鳥の様な姿を持つ、容器や醤油差しのコレクションです。端的な特徴が今後の商品展開を容易にします。産地の顔となる商品群を目指します。
※商品化にあたり作品名が「FUKURA FAMILY」に変更となりました。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
イド [→]
小栗 誠詞 ・ 大木 陽平
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
小栗誠詞と大木陽平により、2013年に設立されたデザインオフィス。
想いや考えを汲み上げる澄んだデザインで、グラフィック、プロダクト、インテリア、建築まで幅広く活動を展開しています。
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「Aroma Flower」
受賞者 森山 隆史コンセプト:
Aroma Flower はお風呂の中でアロマを楽しむためのディフューザーです。このディフューザーにアロマオイルを垂らしてお湯に浮かべるだけで電気や火を使わずに、お湯の温かさを利用してオイルをゆっくりと揮発させることができます。好みの香りに包まれながらいつものバスタイムがより素敵な時間に変わります。香りに加えて花をモチーフとしたデザインが視覚的にも楽しませてくれて、バスタイムに花を添えてくれます。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
森山 隆史
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
岡山県出身。多摩美術大学卒業。
デザイン事務所、メーカーの企画デザイン部を経て独立。
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”” id=””]
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”” id=””]
作品名 「Hamon」
受賞者 足立 眞緒
コンセプト:
肥前吉田焼のブランディングとして、デザイン雑貨を作る事ではなく、まず肥前吉田焼自体の認知度を高めることが必要だと考えました。そこで肥前吉田焼の起源である鳴谷川と陶石の関係性を表す、水と石をモチーフとしたディッシュonディッシュのワンプレート皿を提案します。起源をアイデアの基とすることで、この器を通して自然とユーザーに肥前吉田焼の起源を伝えることが可能となり、肥前吉田焼そのものを広めることが可能となります。
[/ms_column]
[/ms_row]
[ms_column style=”1/3″ align=”left” class=”profile” id=”profile_”]
デザイナープロフィール:
足立 眞緒
[/ms_column]
[ms_column style=”2/3″ align=”left” class=”r_prof_text” id=””]
1992年兵庫生まれ。2014年神戸芸術工科大学デザイン学部プロダクトデザイン学科卒業。2016年同大学院芸術工学研究科修士課程修了。
現在はインハウスデザイナーとして、人々の生活にそっと融けこむデザインを信条に家具、生活機器、日用雑貨などのデザインを行っています。
[/ms_column]
[/ms_row]
→ 審査員の評価を見る
本ページに掲載の商品画像は、2⽉下旬に完成したばかりの試作品です。
※ 量産体制に向けた改良のため、デザインおよび仕様は変更される可能性があります。●嬉野と東京の2会場でお披露目 「肥前吉田焼デザインコンペティション成果発表展」のお知らせ
“肥前吉田焼デザインコンペティション | 結果発表”へ2件のコメント
この投稿はコメントできません。